ヘリサート

自分の乗っていた1000J。

ポリスヘッド、国内で以前新品購入されたもので程度は良好だった為、カムホルダーは未加工で乗っていました。

が、今回バラしてみるとやはり排気側カムホルダーボルト2本トルク抜け。

散々注意して組み付けたつもりでしたが、やはりヘッド素材が悪過ぎるのではないかと。

回さないエンジンだと問題は起きませんが、やはり10000rpmまで回すような使い方するにはやや素材に難ありか…。

仕方ないのでヘリサート

イメージ 1



サイズ(長さ)は3D。
通常長さはは2~2.5Dを使用して修理される事が多いですが、今回はノーマルよりネジ穴深さを稼ぐ為に3Dで。

バイク屋さんや加工屋さんに3Dでやってくれと頼んでも断られたという話を聞きます。

何故なら…
下穴の深さを更に掘らないと3D入りません。
まあ、あんまりやりたくない気持ちもわかります。
しくじったらヘッドがゴミですからね…

3Dにした分、ボルトもロングに。

イメージ 2



ロングの方が首下の非ネジ部が長いだけで、ネジ部の長さ同じじゃん、と言われるかもしれませんが、ノーマルボルトのネジ部が実際には2/3程度しかヘッドに刺さってません。
実測で13mm位しかヘッドには刺さっていないので、これを5mmロングにしてヘッドに18mmほど刺さるようにしてやろうと言うのが目的。

ゴタゴタ書きましたが、要するにヘリサートで雌ネジの強化をしつつ、さらに有効ネジ部長さを5mm延長してやろうと言う話です。

ロングボルトの非ネジ部長さが長過ぎてカムホルダーを締め切らないのでは?とも言われましたが、きっちり計算して下穴深さ決めてヘリサート深さを決めれば大丈夫です。

イメージ 3



しかし16本施工は結構時間かかります…

イメージ 4