貧乏クーラー

結局、スズキ純正のDENSOコア使います。

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自分なりに手持ちのコアをそれぞれ、フロー量の比較測定してみたんだけど、これが意外と悪くない。
まあ、比較測定ってカッコ付けて言っても、単に1分でどれだけの量、自然落下させたオイルが流れるかを見ただけですが。

もちろん、コアってフロー量と放熱カロリーは比例しないから、よく流れるからよく冷えるって話にはならないと思うけど。
これは付ける人の考え方もだけど、コアサイズも影響する。

旧いバイクに多段のコアは似合わないって話も良く出るけど、あまりにも段数の少ないコア、且つ薄いコアって、単にオイル通路を狭めて抵抗作るだけなので結果的に流量減って本末転倒だったりする。

あとは装着位置。

市販の物の中には、オイルを冷やしたいのか、ヘッドを暖めたいのかわからないような物もあるので。

クーラーから戻ってきたオイルの温度をオイルギャラリーから測定して、走りながら油温計を見て、ああ、クーラー付けたから油温下がった!
なんて単純に喜べないのが空冷エンジン
乗っていて時間が経つと明らかなパワーダウンを感じたり、やたらノッキングし始めたら、いくら油温が正常でもエンジンはもう限界。

オイル自体の冷媒としての効果は水程は無いのでいくら油温が低くてもオーバヒートが完璧に防げるわけじゃない。
鍛冶屋さんが物をゆっくりじわーっと冷やしたい時に使うのが油、一気に冷やしたい時に使うのが水。
油って熱をさほど奪わない…。

この時期は走る場所、時間も考慮して乗るのも空冷大排気量の乗り方の一つかも。