メンテしました
今日は昼過ぎからちょこっと知り合いのお店に顔を出してドレンガスケットやら購入。
で、オイル交換などなどをしました。
最近はフォークが新品になった以外は特に変化無しです。
びみょ~にカムプラグからオイルが滲み始めてきたかな・・・
まあ、多少のオイル滲みは見てみぬフリをしておきましょう。
チェーン調整したり、エア圧調整したり、拭いてみたりして終了。
使用オイルは今回もHBRさんのイプシロン、銘柄は秘密SPL・・
空冷Zってオイルが入ってさえいればOKとか言う人も多いけど、
それはメタルクランクじゃないから問題が起こりにくいだけで、ちょっと排気量上げて、ブン回してるエンジンだと、不適切なオイルでは顕著にエンジンフィーリング、寿命に大差が出ます。
ワイセコ入れて、すぐにスカートが焼けちゃうとか、カムメタルがやたらむしれたようになるとか、
ピストンスカートが焼けて、シリンダにキズが増えて、O/Hしたばかりなのにオイル消費が多いとか。
たしかにクランクには目に見える不具合は出にくいですが、腰上は不適切なオイルだと本当にやられちゃいますよ。
普通のエンジンじゃないですからね、ギア式のオイルポンプということで
3000rpm、60℃時にはマニュアル値で油圧が0.2キロしか無いんです。
この低圧っぷり、クルマをチューニングした事のある人なら「え?2キロの間違いだろ!」って必ず言いますが、それくらい低血圧なのがこの系統のエンジンです。
そんな低血圧なのに、すぐにシャバシャバになっちゃうような劣化したオイルが入ってたら・・・
ギア式ポンプではかき上げられないですよ、オイルクーラーやらで通路が長くなってれば更に抵抗は増しますから、いくらポンプが回ってもヘッドに送給されるオイルには不安が出ます。
だから、Zはオイルに拘って欲しいですね。
勿論、昔ながらの鉱物油で、20W-50とかで粘りに頼ってみるのもノーマルエンジンであれば手だとは思いますが・・・
シャバシャバになる前に早めの交換をしてあげましょう。
シャバシャバになる前に早めの交換をしてあげましょう。
前にも書いたけど、劣化して墨汁みたいな粘性の無いオイルは悪循環の証です。
シャバシャバでシリンダの油膜が保持できない
↓
ピストン、リング、シリンダ壁にダメージ
↓
ブローバイガスの吹き抜けが増える
↓
ブローバイガス混入でオイルの劣化を更に促進
↓
さらにシャバシャバになって、シリンダ内にオイルが上がりやすい、
オイルの消費も増える
↓
オイルが減り始めるから、油温上昇も早くなる
↓
更に各部へダメージ・・・
↓
ピストン、リング、シリンダ壁にダメージ
↓
ブローバイガスの吹き抜けが増える
↓
ブローバイガス混入でオイルの劣化を更に促進
↓
さらにシャバシャバになって、シリンダ内にオイルが上がりやすい、
オイルの消費も増える
↓
オイルが減り始めるから、油温上昇も早くなる
↓
更に各部へダメージ・・・
この繰り返しです。
減ったから足してる人も居ますが、1リットルも2リットルも入るくらいなら、さっさと交換しましょう。
フルノーマルエンジンなら、そんなに高級なオイルは必要ないですけど、1100cc超は本当に差が出ますよ。