自分用オイルが届いた。
 
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3種(右の3本は無視してください)
 
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というように、ナラシ用等といった物から、5速10000rpmで数分間全開OKなものまで3種届いた。
 
自分は世の中にある全てのオイルを試したわけでもないし、なにか絶対的な理論、科学的根拠を元にオイルを選んでいるわけでもない。
 
率直に感じた・・乗ってみて、バラしてみて、いいか悪いか?それだけの基準。
 
人に「いいよ!」と言われて使ってみて、
 
「なるほど、確かに。」
 
そう思うこともあれば
 
「何だこれ?この程度を薦めるって、あの人の感性は一体?」
 
と疑問に思わされることも多々。
 
 
昔、ある時期に行き詰まったことがあった。
 
一般的に半合成の20W-50等が適していると思っていた頃、エンジンのパワーを上げて行くに従って、カムやピストンのトラブルが目立ってきた。
それにオイルがやたら減る。
 
減るからと意地になってもっと硬いオイル、ネバいオイルを探していくに従い、今度はあからさまなフリクションの増大に悩んだ。
 
また、一般的にそう言うネバネバオイルはクラシックカーや旧いハーレー向けのもので、ベースオイル自体が余り良い物ではなく、
油温上昇も早いし、一度熱が入ると劇的に性能が落ちる。
ヒートさせると水のようにサラサラになるものが多かった。
おそらくはそれで減ってしまう模様。
 
何故だか当時、Z/Jに化学合成はNGと決めつけていたので、じゃあ、結局何を入れればいいんだ?って事に。
 
やけくそで100%化学合成オイルに行き着いた。
 
世間一般でいわれるような漏れとか滲みは、O/Hしたエンジンであれば特に問題も起きなかった。
 
このあたりからトラブルも激減してきたし、カムやピストンが長持ちするようになった。
 
現在、及び今回のオーダーではHBRさんのイプシロンをオリジナルブレンドで使用している。
 
粘度は、表記されていない。
 
使った感触だと、さらっとした印象。
 
一般的に言われる10Wとかと同等かそれより柔らかい印象。
 
このオイルは、自分の概念を覆した。
 
サラサラしたオイルは減る、というのは間違い。
 
いいオイルは、減らない。
 
とにかくハイリフトカム使用でもカムやタペットが長持ちするようになった。
 
勿論ピストンも。
 
これ、以前にも載せたけど以前入れていたワイセコ74mmで30000km以上使用したもの。
 
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勿論多少は減っていたけど、シリンダと共に本当にキレイで自分が驚いた。
 
特殊な表面処理や、特殊なホーニング等はしていない、普通の組み方をしたエンジン。
 
とにかく油には拘って損はありません。