インジェクション現在

最近めっきりアップしていませんが…

SP TDC V120を使ったインジェクションシステムは継続して使用しています。

始動性、市街地走行、サーキット走行共に85~90点レベルの状態をキープしており、もう少しこうなれば良いな、という点はいくつかあるものの、システム上の限界もある部分なのでそこはもう気にしないとして、特に不自由なく使用しています。

85~90点レベルってどうなのよ?って突っ込まれそうですが、キャブ時代でも自分的にはその位の点数というか、TMR40で市販品のジェッティングではココらが限界だと思っていたので、自分としては合格点かなというレベルです。

100点レベルというのはキャブでは出し得ないというレベルでの話です。

今のエンジンもそもそもMTCのドラッグレース用のピストンに1mmの面研、相応のカムシャフト…と言った、下手するとサーキットどころか慣らし中にデトネーションでピストン溶かすレベルのエンジンなので、それらを不安なく開けて10000rpmまできっちり使えるシステムと考えれば上出来かなと。

ちなみにインジェクションですからセッティングデータはオンラインでもやり取り出来るので、多分居ないと思うけどV120でZをインジェクション化している人は自分のセッティングデータを見てみてください。
ソフトを持って居ない人は勿論見られませんので悪しからず…

http://yahoo.jp/box/eaxYGJ


このセッティングで岡山国際サーキット~市街地走行までトータルで不満なく走れます。

味付けはキャブ同様これをベースに色々振れます。
低負荷時の燃料噴射減らしたりカットして燃費重視にすることもできるし、
逆に低負荷時、パーシャル時のみ濃いめにして疲れるくらいにツキを良くすることもある程度は可能。
ギリギリまで絞って25km/L近く走らせる事もできますが、流石にそこまでやるとトルク感が薄れます。

点火時期はかなりギリギリを詰めていますが、形状的にイマイチなレース用ハイコンプピストンにありがちなピストンの棚落ちやデトネーションによるピストンショルダーの変形は今の所皆無です。

点火時期をいろいろやっての感想ですが、Z、J共に市販の点火システムはやはり汎用品に過ぎないな、と。
市販品である以上、汎用性持たせるしかないの仕方ないので当然ですが、
やはり現車合わせで詰めていくのとはレベルが違います。
ただ、結局はピークパワー、最大進角度数はどんなシステムでもベストな数値は同じ所に来るので、最高出力や最高速度に数字の差が出ないし、これは特に市街地走行で体感してみないとその良さはわからないかな…と。

さて、今のエンジンも冬までに降ろして遂に1430cc積み込んでみようかな。