原因究明

中古エンジン部品を以前買って頂いた方から。

ヘッドからのオイル下がりのような症状がなにをやってもおさまらない…と。

何度ステムシールを交換しても変化なく。
ガイド周囲のクラックも無し。

バルブステムシールは純正品、スズキGS、社外品を試したけど変化なし。

最後の疑惑を

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多分ここ。

イカムのベースサイクル変化に合わせてバルブセット高さが変えられている。

リフト量から逆算するとバルブスプリングリテーナの端部がバルブステムシールに微妙に接触している模様…

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ここ。

よく見たらコッターも綺麗にショート加工されていたり。

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とりあえず当たる分だけリテーナの端部をほんの少し落とすか。
実測で0.4mm落とせばなんとか。

思いっきりバルブステムシールが潰れていれば早期発見出来ていたかも。

10mmリフトを超えるカムの場合は、部品の組み合わせによっては同類のトラブルを起こす可能性があるのでよく確認が必要ですね…

社外品バルブステムシールの場合はノーマルよりハイトがあるものもあるので要注意。