純正改スイングアーム

KZ1000ポリスをベースに

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ギリギリ160対応化させてもらいました

純正アームへの追加溶接は結構気を遣います

アルミほどではありませんが、鉄アームも溶接すれば当然大なり小なり歪むのでその対策や事後処置が大切

自分を含めて加工はショップさんに外注する事が多いと思いますが

車両への取り付け前に特に気を付けたいのはアームエンド左右の高さ

特にスタビライザーを追加溶接すると歪みでアクスルシャフトの左右高さが狂いやすく、狂ったまま装着した結果、後ろから見るとタイヤが傾いてしまった…
というのは珍しくありません

ざっくりですが純正アーム幅寸法に対して18インチタイヤ外径は約3倍

アクスルシャフト高さが左右で2mm狂うと、タイヤ傾きで言うとその約3倍、約6mmの狂いになるので軽視できない

とか言いつつ、ZとかJの純正アームを測るとエンド左右高さが1~2mm違うのは然程珍しいことでもなく…
同じ長さのリアサスを付けるのに、何故か片方取り付けると反対側がすんなり取り付け出来ない…
という経験をされた方も多いかと

専用の計測定盤などなかなか揃えられるものでは無いので簡易的な判断方法を

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長めのφ16、φ20のダミーシャフトを準備して通します

そして透かして見る

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これでパッと見で分かるくらい平行が出ていなかったら要修正
(画像のは定盤にVブロック4個で乗せてガタつき0.1mm以内に収めた状態です)

自分のポリスアームは元々今回の加工前から微妙に平行が出ていなかったので加工後に最終的な調整というか修正をして完成

修正には本来はTスロットル対応の定盤が必要となりますが、昔、ほんのちょっとだけ直したいとか言うときにやっていた、普通の人は絶対真似してはいけない邪道誤魔化し修正

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基準側をリジッドサスまたはその代用品で固定、高さを下げたい方のアームを油圧ジャッキやパンタジャッキで押してしまうというお勧め出来ない誤魔化し方

2mm程度なら鉄アームはこれで下がりますが、アルミの縦断面の大きいスイングアームではこんな方法では治らない&アーム破損の可能性が有るのでアルミアームは力ずくは絶対NGです
(もちろん無茶するとフレーム側が負けるのでそこらは臨機応変に…)

特に社外アルミスイングアームでは、新品時からウソみたいに寸法が狂っている例も稀にあるので、取り付け前に一度確認しておきたいポイント