鋳肌

ポート研磨ではなく…

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鋳肌落とし

明確な根拠やデータが無い場合はポート形状は弄らないのが無難

今回はおそらく設計者はこういう形状にしたかったのであろうという本来の形へすべく
余計なバリ取りと鋳肌慣らし中

J系ヘッド、特に最終型のポリスヘッドは驚くほど仕上げが雑

鋳型がもう傷んでいたのか、あるいは仕上げ工程を省いたのか、理由はわかりませんがとてもそのまま組みたいと思える状態ではないほど酷いものが多い

特にインテークのシートリングとポート部の段差など顕著

欲張って広げたくなりますが、ノーマルインシュレーターを使う限りは余計なことはしない方が良い

鋳肌を鳴らす程度でも効果あり
(仮に0.1mm程ポート表面を均しても計算上は1~1.5%ほどポート断面積は増えます)

特に排気側は無駄に広げると誰にでもわかるほどに明からさまな
トルクダウンが生じるので要注意
これは自分も大昔やらかしてヘッドをゴミにした思い出が…

余談ですが200psあたりを絞り出すドラッグレーサーの外品Zヘッドではインテークポートは巨大ですが排気ポートはDポート化されて断面積は意外にもノーマルとあまり変わりません