ヒッソリ

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GPz750のマフラーが不評だったので作り直し。
ゼファー400用ヨシムラサイクロンのエキパイにテックサーフのニンジャ用テールパイプを組み合わせました。
といってもすんなり行く筈も無く、エキゾーストピッチが異なるので微妙に炙って手曲げ、400用でオイルパンに接触するのでオイルパンのフィンをフライスでカット、パイプ径が違うので小細工して、テールパイプは6分割してそれでも理想の位置にこないので別の180度ベントパイプを小刻みに切って角度調節。
自分にとって美しいマフラーって虹色に焼けてるとか、手曲げのラインがどうこうとか、オイル交換しやすいとか、そういうのは問題ではありません。
目指すのはバンク角が確保できること、足の位置に影響を及ぼさないこと、それだけです。
今回もユニトラックのリンク、センタースタンドステー、フレーム、スイングアームからの距離は全て10mm以内に収めてギリギリ感を演出してます。
溶接はパルスをうまく使えなかったので「いかにも」なTIG垂れ流し溶接です(笑)
うまいこと溶棒を少なく溶接したつもりだったんですが、本職さんの溶接から見ると「イモ」です。
アーク溶接でテンコ盛りになってるよりは随分ましだと思うんですが・・・
もちろん、人からお金をもらってやるときにはこれを見本に職人さんに送ってベンダーを使い1本物で作ってもらいます。

個人的には継ぎ接ぎマフラー、大好きなんですけど。
NCで作ったオールビレットのステッププレートやフローティングKITよりも、
コンターで切り出して汎用フライスで仕上げて角を手で磨いて落とすような手作りっぽい一品モノのカスタムに惹かれてしまう古い人種です。