マニア
マニアとオタクは似て非なるものだと思っている私です。
私はバイク好きですが、希少価値とか、わけのわからん伝説じみた「銘車列伝」には全く興味が無いです。
整備の仕事をしていたからでしょうか、バイクを一つの「機械」としか見る事が出来ないので
フレーム番号がどうだとか、年式がどうだとかはホントどーでもいい。
後輩達やその友人達から「ゼッツー欲しいんですけど」「Z1欲しいんですけど」なんてよく相談されるんですけど、まあ、こっちがビックリするくらいよく調べてる。
年式による違いとか、フレ番と年式の関係とか。
よくもまあ、免許取ったばっかでそこまで調べたね・・と、誉めてあげる以外に何も言えない。
正直、話せば話すほどどーでもよくなってくる。
会話の端々に「価値がある」とか「売るときに価値が・・」って出て来すぎ。
締め言葉に「やっぱオトコはカワサキっすよね」
何なんだろう、自分自身に価値が無いと思ってるから持ち物に付帯価値を求めているんだろうか?
買う時点でいきなり売り値を気にしてるなんて、どこが「オトコはカワサキ」なんだ?
オカマカワサキとしか思えない。
めんどくさいので、そこらの店でPMCのデモ車でも作っていればいいのに、と思いつつ
「あー、俺はやっぱバイク屋にはなれなかった」なんて実感するわけです。
業界に居たらわかるけど、まあ、フレ番なんてちょこちょこっと小細工すればいくらでも初期型なんて作れるし、
ましてやZ1000R1みたいなのは格好のニセモノ作りのターゲットなわけで。
同じフレームのJがウヨウヨあるしね。
同じフレームのJがウヨウヨあるしね。
フレーム番号が仕様地で違ったりする関係で、本当はない?番号のR1が実際に数台走っているのを知っています。
ニセモノ作りに関わってた業界人だって実際に知っているし・・
勿論、買った人は知らないんだろうけど。
普通に考えたら、世界中で1000台しか売られていないバイクが、25年も経ってこんなに日本で走ってるほうが不自然?だったりもするし。
しかも日本では元々売られていないし・・。
とか言うわけで、うそみたいな本当の話で、ホンモノのR1を海外から運んできていざ登録しようとしたら・・・
「あの、これと同じフレーム番号、既に日本国内で登録されて走っていますけど?」なんて馬鹿げた事件が起こるわけです。
コレ、私が居た職場でも実際に2件ありました。
とまあ、話は逸れましたがバイクってそんなもんですよ。
あんまりコダワリが度を過ぎると、結果的にタダ不必要に高いポンコツを掴まされるだけって事も多い。
バイクである以前に機械だから。