いつ終わる…

ふと思うんだけど、生きてるって、常に義務や責務を背負って、それをクリアしたらまた次の課題。

ず~っとその繰り返し。

子供の頃、大人って宿題無いからいいよな、なんて思ってたけど、それが間違いだったことに三十路を過ぎてから気づいた。

そもそも人間が生きて行く事にこんなに課題が必要なのかが理解できない。

文明のもたらした便利グッズに囲まれて、ああ、現代社会に生まれてよかったな~

なんて思ってる人、本当に居るのだろうか。


野原でヤリ持って、野うさぎを追いかけまわして一日を終えたり、

夜中に猛獣に襲われないかドキドキしながら寝たり、

そんな動物的生活と比べて、本当に現代人って幸せなんだろうか?


実は縄文時代とか、いや、弥生時代とかの方が人間って楽しかったんじゃないかと思う。

そりゃあ、風邪をこじらせて死んだり、木から落ちた怪我が原因で死んだり、ちょっとコケたら破傷風になって死んだりしたかもしれないけど、

だからこそ優れた強い肉体を持つ人間だけが交配を繰り返して、生き延びてきたんだろうなって思う。

沢山獲物を獲る強固な男がモテて、沢山子供を産む丈夫な女がいて・・・

そうでない人間は、子孫を残さず死んで行く、みたいな。

実に健全な弱肉強食の世界。

ハゲはヅラも被れないし、

真性包茎は一生死ぬまで真性包茎

自分が偽れない、素の自分で勝負しないといけないのもある意味で弱肉強食。


まあ、多分俺はそんな時代に生まれてたら、手先の器用さを生かして

むちゃくちゃ頑丈な壺を焼いてヒーローになったり、

リアルエロ土偶とか、ダッチワイフ兼ハニワとか、超リアルな須恵器の男根像作ったりして、村長に気に入られたりしながらズル賢く生きて行ってたかもしれない。


現代社会って、個人の特性っていうか、個性って活かせない、あんまり。

基本、平等主義だし。
そういう社会で育ってきたから、逆に常に自分が

「皆と同レベル…あわよくばちょこっとだけギリギリ平均点以上で居たい」

みたいな心が潜在的にあって、

いやでも課題や関門をクリアし続けなければならない現状にはまってしまう。


ああ、もうこの課題だらけの毎日から抜け出したい…