掃除のつもりが

部屋に置いていたエンジン部品を寄せ集めてみる。

ポリスケース、ポリスクランク。スペクターミッション、ポリスミッション、水冷系クラッチ周り

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ひとまず、17mmピン仕様の腰下はこれで組む。

クラッチにバックトルクリミッターを組み込む以外は基本的にノーマル。

クラッチはいろんな機種を組み合わせる。


 
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バックトルクリミッターの仕組みがイマイチ・・という人も多いけど、実際はこんな単純な仕組み。


 
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通常はワンピースになっているクラッチセンターハブが2分割になっていて、

その間に三つのカム山が設けられていて、駆動回転方向に対して常時噛み合っている。

この2分割になったハブは外から独立したダイアフラムスプリングで押さえつけられて一体化している。

ここへエンジンブレーキ、つまり駆動力とは逆回転の力が加わると、このカム山がずれる事でクラッチハブは分割される、つまり強制的にクラッチプレート/フリクションプレートに微妙に隙間が出来てクラッチが勝手に半クラ状態になる。

それだけ。

外から押さえつけているダイアフラムスプリングの枚数を変更することで、バックトルクリミッターの効きをある程度調整することもできる。

近年のスポーツバイクやレーサーではかなり装着率が高い。
また、スーパーモタードなどではドリフトのための必須アイテムとも言われていて、アフターパーツマーケットも充実している。

これがあると、極端に言うとコーナー進入で回転を合わせずにシフトダウンしても、リアタイヤが全くホッピングしない。
神業に見えるリアスライド進入も比較的容易に無意識にできる。

つまり、乗り手をダメにするアイテムだったりする…



そして部屋は片付くどころか散らかった。