KZT00AE変遷

いわゆる後期Z系クランクケース

KZT00AE

これには前期と後期があるけど、意外と違いは知られていない。

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たまたま加工で4個預かったので・・




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まずはクランクメインベアリングホルダー部が後期は肉厚になり、強化。
左右にも見難いけどリブが追加。




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ロアケースのフィンも後期で増える
放熱量と剛性UP




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直接的な機能的の違いは無いけど、後期はJ系と同等のミッションカバー形状




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クラッチカバー下側リブが大型化




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ケース前面のフィンも大幅に増加




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ただ、不思議とスターターモーターやギアを支える部分は後期の方が肉薄




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オイルフィラーキャップ近辺のリブも大型化、追加




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スターターモーター下側リブも大型化




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後部エンジンマウントは前期の方が肉厚





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機能的に関係あるのか?オイルラインのフランジ形状変更





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オイル量表示はKZT00AEでも様々




とまあ、後期は色々対策されてるけど、無論、通常のストリートチューンレベルでは前期ケースでも何の問題もありません。
これまでにパワーに負けて割れたケースは2例しか知らない。
1260ccクラスでぶん回してたエンジンは、ジェネレーターカバー上部からシリンダ後方にかけてクラックが入ったことが2回ありました。
クランクが逝って振動が出たのが原因かもしれないけど。

普通に1100cc前後で何か違いが出るかと言われれば、何も出ません・・・