CP2696

あまりにもお粗末な話題を思い出したので。
 
AP-RACINGのCP2696、ホースの接続で以前実際にあったお話。
 
某一番安いリアフローティングキットを購入、ホースはキットのがダサいからとホースはワンオフ製作で取り付けを依頼して装着、帰宅後、キャリパーとホースの接続部からフルードの滲みが。
 
増し締めしても止まらないし、もうスカスカで乗れないから見に来てといわれて工具とフルード持って直行。
 
バラしてみるとネジ穴部に妙な金属粉が?
 
アルミバンジョーボルトのねじ山も傷み気味。
 
まさかと思い、手持ちのバンジョーボルトと比較すると・・・
 
ネジピッチが変。
 
CP2696は現在国内で流通しているキャリパーでは珍しく3/8ピッチのネジ穴なので、ブレンボや他のAPキャリパーと違って1.00ピッチのバンジョーボルトは使えない。
ぱっと見、似てるけど、使えない。
 
どうも取り付け店がホースワンオフ後、1.00ピッチのバンジョーボルトを無理やりタップかダイスか使ってどちらかのねじ山を小細工した模様。
そのときに微妙に角度が合わず、バンジョーが傾いていたらしい。
 
取り付け店曰く、「今のAP製品はイマイチだね、合わないから加工しといたよ」らしい。
 
オーナーさんが怒り心頭で上記事項を伝えたところ「3/8ピッチなんて知らなかった・・・すみません」だって・・・
 
クレームでキャリパーとバンジョーを同店にて新品へ交換。
 
しかしまた滲んでる・・・
 
調べてみると、バンジョーボルトがキャリパー側に微妙に底付きしてる。
 
まあ、社外部品同士の組み合わせならよくある話。
その場はワッシャー2枚重ねでしばらく凌ぎ・・・
 
後日、車検で預けるついでに手直しを頼んでおいたところ、
 
店員:「キャリパー側の穴の底形状がおかしかったから、ドリルで掘ってタップ立てておきましたよ、ちゃんと3/8で!」
 
(ちなみにCP2696のホース取り付け部は底形状が意図的にテーパーになっていて、先端がテーパータイプのフィッティング(アダプター)ならガスケットは不要な構造)
 
 
オーナーさん:「・・・・・・・・」
 
 
 
普通、一部のブレンボキャリパーでもそうだけど、底付きしたらバンジョー側を短くするよね・・・・
 
 
 
ちなみにそのお店、今は潰れて消えました、当たり前か。
 
 
ネタみたいな本当にお粗末な話でした。