プラグ

ちょっと前にキャブ調整したほぼノーマルKZ1000、どうも最近妙に調子悪いらしく、先ほど見てみた。
 
プラグ真っ黒、そりゃ調子悪いはず。
 
でも、何で先日まで絶好調だったのが急に?何故?
 
オーバーフロー?点火系不良?
 
で、良く見たらプラグが前に乗ったときと違う。
 
自分はNGKのBR8ESで渡したはずなのに、DENSOイリジウムになってる。
 
なんでも、某用品屋さんでイチオシされたので、バーゲン価格だった事も有り奮発して買ったらしい。
 
プラグにはIW31の文字が・・・・
 
詳しい人ならわかりますよね、IW31ってNGKで言うところのBR10ES相当の冷え型プラグ。
 
KZ1000Aのほぼノーマルエンジンで焼くにはちょっとBR10ESは無理。
 
あれだけ渡すときにプラグは絶対NGKのスタンダードプラグ、BR7ESかBR8ES以外は使わないでって言ったのに。
 
意外にこのプラグの7とか8とかいう数字を無視しちゃってる人が多い。
 
まあ、難しいゴタク並べてもしょうがないので結論から言うと、
 
数字が小さいほど良く焼ける、かぶり難いプラグ。
 
数字が大きいほど焼けにくい、かぶり易いプラグ。
 
Zのノーマルエンジンで、そんな飛ばさないよって人は大体7番入れておけば問題なし。
 
それで焼けすぎるなら8番、
 
9番はいわゆるハイコンプ仕様やビッグボア仕様、サーキット走行を念頭に置いた車両向け。
 
まあ、普通の常識的範囲の仕様で組まれたエンジンなら8番入れておけば大丈夫。
 
怖いのはカブるよりも、焼けすぎた場合。
 
例えば1200cc、圧縮比12:1みたいなエンジンに6番や7番のプラグ入れて高負荷で高回転を維持すると、プラグが真っ赤に焼けて焼玉エンジン状態になったり、火が飛ばなくなってまるでキャブ不調?のような錯覚に陥ったり、最後は焼けすぎた電極が溶け落ちて大変な事になります。
 
絶好調なんだけどプラグの表面がただれた様にザラザラになって、真っ白くなって粉吹いているような状態だったら念のため1ランク数字の大きいプラグに替えてみた方がよかったりするかもしれません。
勿論、キャブセッティングが完璧!って事が前提で。
薄いだけなら素直にキャブのジェット上げるのが正攻法。
 
※6とか7とか8って数字は、あくまでNGKの場合
 
あと、買うときはRの付く抵抗入りプラグを買いましょう。
無抵抗プラグは電子製品に思わぬダメージを与えます。
(プラグキャップに抵抗入りのものが使われている場合はRの付かない無抵抗プラグを使用)
 
 
 
 
まあ、どっちにしても不調の原因がプラグでよかった。
 
わざわざ高いプラグ買って不調になるなんて、思いもしなかっただろうけど。
 
高いプレミアム性のあるプラグは自分はあまり好きでは有りません。
 
 
プラグはNGKのスタンダードを早め早めに定期交換。
これが一番いいです。