mk2試乗
先日、ワイセコ72mm、10mmリフトオリジナルカム、Jミッション&クラッチを組んだmk2が検査取得できたので乗ってみました。
こちらは分解前、黒エンジン。
と言っても、今回は別で組んだので元のエンジンはそのままにして温存、手持ちのスペアパーツを寄せ集めて
もう一基を組み上げました。
意外にmk2はシルバーエンジン(ビーズブラスト仕上)は少数派なので新鮮に見えます。
よく見るとケースは前期KZT00AEですが、手持ちの後期ケースでベアリング受けの状態の良いものがなかったので外観よりも中身重視での選択。
外観多少腐食があっても、各ベアリング受けの減っていないケースの方がいいに決まってる。
でもシリンダとヘッドは勿論mk2。
ちなみにシリンダは前期、後期で多少違います。
外観での一番の違いは排気量表示の鋳出し文字。
前期はcc表示、後期はL、リットル表示です。
オーナーさん自ら車体組み付け・・・
完成後の写真はありませんが、この後、車検取得して試乗となりました。
乗り始めて一発目、激しい違和感。
ギア比が・・・Zの時のまんまでした。
今回は急ぎで、まだチェーンやスプロケの段取りが出来ていなかったのでしょうがないんですが。
ちなみに試乗車の状態は18T/40Tで減速比2.2222222・・・・・
10000rpm回せば、317km/h位出る計算です。
出ませんよ、勿論。
でも、このエンジン、トルクがあるのでこれでも難なく発進できます。
ちなみに1速での比較だと、
Z系減速比・・・3.17
J系減速比・・・2.642
と、J系の方が約20%ハイギアード。
同、5速だと17.3%ほどハイギアード。
普通はトップギア基準で考えるから、Jミッションコンバートした際は大体Zミッションのときよりも17.3%ほど2次減速比をローギアード化する必要がある。
ちなみにZ1000Jノーマルの2次減速比はドライブ15T、ドリブン41Tで2.7333333333・・・・
このギア比だと、計算上、タイヤ外径が670mm前後の18インチタイヤで
10000rpm時に大体約259~260km/hで吹け切る。
単純に考えて概ねよく使うであろう130km/h前後での巡航で5000rpm。
悪くは無いですが、ちょっとしんどい。
なので自分はチョイ攻め&時にはツアラー派の車体には2次減速比を2.6~2.55前後で設定。
例えば18T/47Tで2.61111111
これで計算上は10000rpm時270km/hくらい。
あ、上記全て150/70-18クラスのタイヤ外径670mmちょいでの話です。
1100cc以下のエンジンだとこれくらいが好きですが、走るステージによっては更にハイギアードを好む方も多いみたいです。
要は走るステージに併せて、が基本だけど、某ショップさんの「2速で余裕でパワーリフト!」のデモZは、5速10000rpmで230km/h出なかった、なんてオチもたまにあります。