ステム剛性

まだスーパーバイク750ccだった時代。
 
当時、メーカー系チームで最先端でレースメカニックをやっていた方の話。
 
ライダーから、とにかくバイクが曲がらない、チャタリングが激しいと言われてあれこれサスをいじくり回すも
予選終了直前まで改善されず。
 
前レースまでもそういった兆候がややあった為、対策として新調したのは、形状を変更したステムアンダーブラケット。
 
もう思い当たる原因がコレしかないと、アンダーブラケットの3本締めのフォーククランプのボルトを2本抜いて、3本締めを1本締めに。
 
これで嘘のように症状が解消。
 
表彰台に立てたそうです。
 
直後のマシン撮影時には、慌てて抜いたボルトを戻したらしいですが・・・
 
弱すぎてもダメ、強すぎてもダメ、バイクは難しい。