インジェクションの配管

インジェクション化でよく質問もらうのが、レイアウト。
GPz1100なんかは極一般的な循環型です。

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ただ、現行車のスロットルボディ一式を流用しようとすると、現行車では締め切り型のレイアウトなのでGPzのような循環型のレイアウトにするにはデリバリーパイプを作り直すか改造しないといけません。

もっとも、最近のバイクではポンプの駆動を電子制御していてリターン通路すらない物も珍しくありませんが…。また、ほぼ全ての車種の燃料ポンプはインタンクなので結果的にリターンパイプはありません。

ならば上記の手書き図のような締め切り型レイアウトでの使用は可能かどうか?と質問される事があるんですが、
答えは可能です。
実際にやった例もありますし、クルマですが古いイギリス車なんかは元々締め切り型のレイアウトの物もあります。

ただ、これが非常に熱に弱い。
図からわかるようにデリバリーパイプ内の燃料の流れが悪いので熱的に非常に苦しい。
なので自分はZX10Rの締め切り型のデリバリーパイプを作り直して、循環型にしています。