最近変だよ川崎くん(添削済)

J系純正オイルクーラー付き車両から採用されたオイルポンプへのリリーフバルブ。


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16130-1001

これを今発注すると…


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何故か代替部品として2種。

これ、代替部品として出ても両者は異なる部品です。


しかし16130-0002って、例えばゼファー1100のような開放圧力4~6キロとかの車種の代替部品です。

正常なZ系で油圧が4キロも上がらないのは周知の事実で…
Jのマニュアル値では油温60度で0.2キロ/3000rpmです。
ただ、この0.2キロってオイルギャラリーから測った値であって、ポンプハウジング内の圧力では無いんです。

16130-0003は代表機種に書かれているようにスーパーシェルパ等の組み立て式クランク採用車両用です。
カワサキより正式に0003はシェルパ専用品、他車には使わない事、との回答を確認)

という事は、組み立て式クランクのZ系には0003を装着するほうが正解なのか?とも思わせますが…

残念ながらスーパーシェルパのサービスマニュアルを持っていないのですが、恐らくスーパーシェルパはかなり低圧での開放となっているのではないかと思います。
スーパーシェルパのエンジンの構造はわかりませんが、リリーフバルブが付くのがオプションのオイルクーラーコア手前なのでは、と。
開放圧力4~6キロ前後のリリーフバルブをZのオイルポンプに装着すると言うのは奇妙な感じがしますが、Zの油圧が低いのはクランクベアリング等に垂れ流し後の圧力を測っているからで、ポンプ~オイルエレメント間の圧力は一体幾らなのかは不明です。
但し、Z系に社外のフラットフィルターカバーを付けると、場合によっては圧に負けて変形したフィルターカバーからオイルが滲んだケースなどもあるので、果たしてここも0.2キロとかの低圧なのかと聞かれると…
もっと圧力がかかっているような気がします。
そう考えると…
やはり4~6キロとかの0002のタイプを付けておくべきなんでしょうね。
この代替部品の選択って意地悪過ぎる気がしますよカワサキさん。