ダクロ。


イメージ 1


それぞれ同じ材質のボルトです。


左が黒色クロメート処理されたもの、右がダクロタイズド処理されたもの。

詳しいことはGoogleなんかで検索してみてください。


ダクロタイズド8つの特徴

  • 耐塩水噴霧性及び耐サイクルテスト性が非常に優れています
    わずか8~10μm(マイクロメートル)程度の厚さで、塩水噴霧試験において従来の電気亜鉛メッキなどに比較し、はるかに優れた耐食性があります。
  • 耐熱耐食性が優れています
    耐熱試験において従来の電気亜鉛メッキに比較し、耐熱耐食性があります。
  • アルミとの電蝕に防止効果があります
    最近多くなってきたアルミと鉄の組み合わせにおいて、電気亜鉛メッキに比較して電食の発生を低く抑えます。
  • 水素脆性の恐れは皆無です
    処理工程中に酸洗が無く、また電解反応の工程がありませんから、処理工程中における水素脆性の発生の危険性はまったくありません。
  • 付き廻り性が優れています
    従来の電気メッキでは処理が困難であった、複雑な形状のものにも適用できます。
  • ダクロタイズト処理の上にも塗装可能です
    適正な塗料を使用することによって、着色も可能であり、塗料との密着性も電気亜鉛メッキに比較して優れています。
  • 各種金属に処理可能です
    鋼、鋳物、焼結金属、アルミダイキャスト、ステンレスなどに処理が可能です。特にアルミ合金の防錆に適しております。
  • 公害の心配がありません
    電気亜鉛メッキと違い水洗工程が無く、また焼付工程での揮発物は水が主体ですから、排水公害、大気汚染の心配がありません。
http://www.emanak.co.jp/product/surface_transaction/dacrotized.html
より引用

黒色クロメートの方が外観的には美しい。

だけど耐食性、耐候性、電蝕などはダクロのほうが上。
見た目的にはただの銀色塗装みたいなので地味で冴えないけど。

最近出荷分の薄型ジェネレーターKITにも一部ダクロ処理のボルトを使っています。

今組んでるJエンジンは、クランクケースやカバー類もあえてこの地味なダクロのM6ボルトで統一しようかななんて思ったり。

ステンキャップボルトの光沢好きな人には信じられない選択かもしれませんが…。

最近のカワサキ純正もダクロ処理のものに代替されてるし、ポリス品番で取り寄せてみるか。