TMR

FCRとTMRを両方使っているのでよく「実際どっちがいいの?」と聞かれます。
雑誌で色々書かれていますが、同一エンジン、同一乗り手で同時期に両方試せる人はそうそう居ないと思うので答えるならばやはり「FCRかな・・」と答えてしまいます。
どこがどう優れているというわけではないのですが、何かと楽なんですよね・・・FCR。
多少外したセットでも難無く走るし、セッティングパーツも容易に手に入る。

しかし個人的にはここ最近ずーっとTMR41、TMR40を使っています。
FCRより若干神経質でメインジェットもマイナス頭で交換しにくかったりするんですが、加速時の独特の吸気音とフィーリングはどうしてもやめられません。
気難しい物ほどハマる気持ち、バイク乗りなら理解してもらえると思います。
スローからニードルへ守備範囲が移行するときの繋がりがかなり難しくて、パイロットスクリューを半回転させるだけで空ぶかしが出来なくなったりするほど繊細です。
そこそこイイ感じに仕上がったぞ、と思っても詰めていけばいくほど「あ、まだこんなに乗りやすくなるのか・・・まだまだ詰めが甘いな」と思いながらハマっていきます。

また私はFCR、TMR共に加速ポンプは色々な理由があってキャンセル若しくは最小限の効きにしていますが、これは原則活かしたほうがいいです。
必要だから付いているわけで明確な理由なしにキャンセルする必要はないと考えます。
ちなみにセッティングはどちらも理論上同じになる・・・はずです。

メインボア径に関してはさほど難しく考える必要はないです、情報に神経質になりすぎて妙に小さいものを選ぶ人もいますが純正でいえばZ1100RとGPz750Fは排気量が1.5倍近く違うにも関わらずキャブは同じミクニBS34です。
GPz750Fが「キャブがデカ過ぎてフィーリング悪くて乗りにくい」なんて聞いたこともないし乗っても微塵も感じません。
要はセッティング次第ってことですね。

さて、今日はキャブのセッティングに専念します・・・