持ち込み
Z900に装着して欲しいと持ち込まれたAPキャリパー。
見たことないですね、このタイプは。
三角タイプならフィンつきの物はよく使うのですが、コレは初見です。
へぇ~と思いつつ同じく持ち込まれたパッドを装着。
ん?
ディスクが入る隙間が無いんですけど・・・
厚さ1mm位のディスクなら入りそうですけど(笑)
キャリパーも良く見るとヘンなんです。
サポートの厚さは6mm取るのが精一杯の寸法だし、取り付けボルトもM8。
付属しているホースアダプターにも内側に向かって角度が着いていて、オマケにクルマ用のテーパーパイプタイプ用フィッティングが付いている。
どうもコレは旧い欧州車か何かに使う物らしいです。
どこでいくらで買われたのかは判らないですけど、残念ながら使用不可ですね。
部品持ち込みお断りというショップも多いですけど、やっぱりこういう所なんでしょうね。
結局、これで作業が伸び伸びになってしまったりする事もあるでしょうし。
ちなみに持ち込まれたパッドも
フライスしないと使えません、
ただ、コレを削ると刃が極端に傷むので今回はやりません。
オークションなどで安い部品が出ていればそれを買ってしまうのは当然のことと思います。
私はそれを持ち込まれても全然気になりませんけど・・・
むしろ付かないものを無理に付けろと言われたほうが仕事としてはオイシイですからね、作業、加工には定価が無いわけだし。
結構、こういう事って多いんですよ。
ラジアルマスター持ち込まれたけど、マスター径全然合って無いよとか、
フォーク、曲げ修正してあるよとか、
ホイール、修正かけてあってオマケにクラック出てるよとか、
530チェーンには違いないけど、コレ、400用ですよとか、
このチェーン、ジョイントがもう売ってないんですけどとか、
こんなイモみたいな相性悪いタイヤ履かせたらせっかくのハンドリングが台無しなんですけどとか。
こればっかりは昔から変わらないですね。