ZRX+冬=青春の思い出
最近、ZRX400で通勤しています。
あ、ちなみに「ZRX400」というのは正式車名ではありません、正式には「ZRX」です。
カワサキ的には、ね。
ふと、このバイクに乗っていると思い出すことがあるんです。
今から10年以上前、学生時代に友人H君が「俺、バイク欲しい」と言い出し、免許を取り、ZRXの中古車を買いました。
当時私はすでに今の1000Jに乗っていて、H君にはアレコレとバイクのこと、乗り方などを聞かれました。
で、H君は人気のあるイジられキャラで、色々とイジって遊んでいました。
初めて峠に走りに行ったとき、当然、乗り始めたばかりのH君は置いてけぼりになります。
で、途中途中で停まって待つんですが、あまりにも遅い。
H君も焦って「どうすればもっと速く乗れるんかな??」と聞いてきたので
私:「タコメーターの赤い部分(レッドゾーン)があるじゃろ、あそこの赤い部分に常にタコメーターの針があるようにせんと、パワーが出んのんよ、みんなそうやって乗りよるんじゃけぇ、やってみんさい、赤い部分がパワーゾーンじゃけぇ」
とオモシロ半分で言ってみました。
道の駅で停まっていたのですが、H君、「じゃあちょっとそうやって乗ってみるわ、見とって!」と走り出していきました。
そしたら・・・本当にやってます、14000~15000rpmで走ってる、1速で。
KERKERのMバッフル付けたZRXだったんで、音がすごい、クゥオ~ンって、まるで「F1かよ!」って突っ込みたくなるようなサウンド。
しかも異様に遅い。
おじいさんの乗った軽自動車にもあおられてる。
で、そのうちF1サウンドがぷっつり消えてしまいました。
アレ?と友人と探索に出かけたら・・・
側溝に綺麗にハマって直立不動。
どうも強烈なエンジンブレーキでコントロール不能になり、溝に落ちちゃったみたいで。
申し訳ないけど爆笑しちゃいました。
そしてまた後日、深夜に何台かでツーリング中、ウイリー合戦となりました。
当然H君、聞いてきます「ウイリーってどうやるん?」
私、「パワーゾーン(=レッドゾーン)に回転を固定して、1速にギア入れて、半クラッチを使わんようにクラッチをパンッて離せばいいんよ」
「わかった、やってみるわ、ありがとう」とH君。
次の信号・・
信号が青に変わりそうな5秒くらい前から前方で異常な音がしてます・・・
そりゃそうです、14000rpmで回転固定してるKERKERのMバッフル装着ZRXが居るわけですから。
そして青に変わった瞬間・・・
猛烈な白煙が!!!
本場のエクストリーマーもドラッグレーサーも真っ青のバーンアウト決めてるZRXが1台!
後輪からすごい白煙とスキール音をあげてブラックマークを残して走り去っていきます。
おお!意外とヤルじゃんっ!と思いましたが、当のH君は両足出してジタバタして完全にパニック、アクセル全開で固まってるようです。
そのまま20~30m以上走り、道路脇の街路樹に突っ込み、街路樹もなぎ倒して突破、フェンスにぶつかってようやく停車。
H君、顔面蒼白、しかし一同は腹を抱えて大爆笑。
そんなこんなで過ごした冬の日々を思い出すわけです。
H君のその後ですが・・・
翌春に女子大生とキャンプに行くことになり、車2台に乗り合わせて男4人、女4人で出かけたのですが
なぜかH君、カッコつけようと
「俺、バイクで行くわ」と車2台を先導。
何事もなく走っていたところ、県境付近の峠に。
ちょっとバイクに慣れてたH君、カッコいいとこ見せようと峠では前の車をパスしながら消えていきます。
「事故るなよ~」とみんなで車内で言ってたところ・・・
10秒後、見事に転倒して溝に落ちてるH君発見!!
しかも着ていたジャケットはよりによってダウンジャケット、あたり一面に破れて飛び出した白い羽毛がフワフワ舞ってまるで雪のよう。
まるで白い雪の中にうずくまる妖精のようなH君、幸いにも怪我は大した事はありませんでしたが、楽しみにしていたキャンプは台無しに・・・
その後、親族の猛反対を受けたH君、バイクは降りました。
代わりに親に借金して買ったインプレッサ、それも納車数日で交差点でオーバーラン、縁石に乗り上げいきなり廃車。
更なる伝説を作ったのでした・・・
あ、ちなみに「ZRX400」というのは正式車名ではありません、正式には「ZRX」です。
カワサキ的には、ね。
ふと、このバイクに乗っていると思い出すことがあるんです。
今から10年以上前、学生時代に友人H君が「俺、バイク欲しい」と言い出し、免許を取り、ZRXの中古車を買いました。
当時私はすでに今の1000Jに乗っていて、H君にはアレコレとバイクのこと、乗り方などを聞かれました。
で、H君は人気のあるイジられキャラで、色々とイジって遊んでいました。
初めて峠に走りに行ったとき、当然、乗り始めたばかりのH君は置いてけぼりになります。
で、途中途中で停まって待つんですが、あまりにも遅い。
H君も焦って「どうすればもっと速く乗れるんかな??」と聞いてきたので
私:「タコメーターの赤い部分(レッドゾーン)があるじゃろ、あそこの赤い部分に常にタコメーターの針があるようにせんと、パワーが出んのんよ、みんなそうやって乗りよるんじゃけぇ、やってみんさい、赤い部分がパワーゾーンじゃけぇ」
とオモシロ半分で言ってみました。
道の駅で停まっていたのですが、H君、「じゃあちょっとそうやって乗ってみるわ、見とって!」と走り出していきました。
そしたら・・・本当にやってます、14000~15000rpmで走ってる、1速で。
KERKERのMバッフル付けたZRXだったんで、音がすごい、クゥオ~ンって、まるで「F1かよ!」って突っ込みたくなるようなサウンド。
しかも異様に遅い。
おじいさんの乗った軽自動車にもあおられてる。
で、そのうちF1サウンドがぷっつり消えてしまいました。
アレ?と友人と探索に出かけたら・・・
側溝に綺麗にハマって直立不動。
どうも強烈なエンジンブレーキでコントロール不能になり、溝に落ちちゃったみたいで。
申し訳ないけど爆笑しちゃいました。
そしてまた後日、深夜に何台かでツーリング中、ウイリー合戦となりました。
当然H君、聞いてきます「ウイリーってどうやるん?」
私、「パワーゾーン(=レッドゾーン)に回転を固定して、1速にギア入れて、半クラッチを使わんようにクラッチをパンッて離せばいいんよ」
「わかった、やってみるわ、ありがとう」とH君。
次の信号・・
信号が青に変わりそうな5秒くらい前から前方で異常な音がしてます・・・
そりゃそうです、14000rpmで回転固定してるKERKERのMバッフル装着ZRXが居るわけですから。
そして青に変わった瞬間・・・
猛烈な白煙が!!!
本場のエクストリーマーもドラッグレーサーも真っ青のバーンアウト決めてるZRXが1台!
後輪からすごい白煙とスキール音をあげてブラックマークを残して走り去っていきます。
おお!意外とヤルじゃんっ!と思いましたが、当のH君は両足出してジタバタして完全にパニック、アクセル全開で固まってるようです。
そのまま20~30m以上走り、道路脇の街路樹に突っ込み、街路樹もなぎ倒して突破、フェンスにぶつかってようやく停車。
H君、顔面蒼白、しかし一同は腹を抱えて大爆笑。
そんなこんなで過ごした冬の日々を思い出すわけです。
H君のその後ですが・・・
翌春に女子大生とキャンプに行くことになり、車2台に乗り合わせて男4人、女4人で出かけたのですが
なぜかH君、カッコつけようと
「俺、バイクで行くわ」と車2台を先導。
何事もなく走っていたところ、県境付近の峠に。
ちょっとバイクに慣れてたH君、カッコいいとこ見せようと峠では前の車をパスしながら消えていきます。
「事故るなよ~」とみんなで車内で言ってたところ・・・
10秒後、見事に転倒して溝に落ちてるH君発見!!
しかも着ていたジャケットはよりによってダウンジャケット、あたり一面に破れて飛び出した白い羽毛がフワフワ舞ってまるで雪のよう。
まるで白い雪の中にうずくまる妖精のようなH君、幸いにも怪我は大した事はありませんでしたが、楽しみにしていたキャンプは台無しに・・・
その後、親族の猛反対を受けたH君、バイクは降りました。
代わりに親に借金して買ったインプレッサ、それも納車数日で交差点でオーバーラン、縁石に乗り上げいきなり廃車。
更なる伝説を作ったのでした・・・