Z/J純正インナーシム化(アンダーシム化)

定番のインナーシム化。

個人的には所謂「走り屋的」な人で無い限りはアウターシムで充分だと思っている。

ちなみにヨシムラST-2やK410等のストリートハイチューン向けのカムで場当たり的にアウターシムで組んだこともあるけど、トラブルは皆無だった。

がしかし、そこまで回す場合、動弁系の軽量化を考えるとインナーシムを選択するのが手っ取り早い。

ちなみにアウターシムの弱点は他にある。

これは実際に自分も目撃したし、よく聞く話。

長期保管後のエンジンスタートで、セルを回した途端、

「カキーン」という金属音と共に、シムが手裏剣のようにヘッドを突き破って外へ飛び出した・・というトラブル。

カムの位置関係などで運悪く、長期保管によりオイルが切れた状態でシムが引っ掻きだされて飛び出す。

ウソみたいな本当の話。

まあ、メンテナンス性を除けばインナーシムのほうがあらゆる面で優れているから、自分は自分用のエンジンはたとえノーマルで組んでもシムはインナーシムにするけど。

で、インナーシム化する際に用いるのがGPzやZ1100Rやその他ゼファーなどの部品。

これ、タペットに2種あるのは意外と知られていない。

イメージ 1


天井部分のシム受け部分の形状が異なる。

外径、全長等は同寸。

ちなみに・・・


イメージ 2

36.0g


イメージ 3

33.2g

まあ、軽い方を使うに越したことは無い・・・

神経質な方、どうぞ。

軽い事でデメリットは無いので。


さあ、コイツを穴あけ加工しようかどうしようか。

レーシングエンジンなんかには、真ん中近辺に穴あけしてるものもあるし、

側面上部に穴あけしているものもある。

あまり小さすぎる穴は、オイルロックする?っていうのかな、粘性のある液体には意味が無いだろうし。