溶接だけど・・・・

ちょっとしたカスタム屋さんとかバイク屋さんでも溶接機を備えるところが増えてきました。
 
でも、ちゃんと勉強してる人は凄く少ない。
 
溶接棒の選択もテキトーというか、種類があることさえ知らないお店も・・・
 
中には何にでも使えるから?とかいう理由でステンレス用の溶接棒を鉄フレームに使ってるお店もあります。
 
いつか割れますよ。
 
異種母材の溶接でも然り。
 
軟鋼に高張力鋼を溶接する(純正鉄フレームにクロモリパイプみたいな組み合わせのこと)場合でも、溶接棒は弱い母材側用の物を使用するのが原則。
 
逆をやると、繰り返し力のかかる部分では見事に塗装膜下で割れたりします。
 
また基本的に溶接は下向き(水平面)でやるのが基本ですが、やむを得ず縦方向に溶接する場合、原則、力のかかる部分は上りで溶接します。
下から上に・・という順で。
下りで溶接すると外観はきれいに見えますが、意外に母材がしっかり付いていない事が多いです。
 
あとはアンダーカット。
 
ビードと母材の間にえぐれたような溝(アンダーカット)が出ていたら、電気が合っていない証拠です。
きれいに溝をリューターやサンダーで平滑処理しておきましょう。
こういうところからクラックが始まります。