バランス

何故か最近、周りでSR500を弄る人が増えた。

このエンジン…別の意味で勉強になる。

悪く言うと、ぼろい。

潤滑系統含め、ノーマル以上のパワーや回転を酷使すると、トラブル多発。

もちろん、ジジイが街中でちんたら走ったり、高速で一瞬だけ最高速を試す程度なら大丈夫だけど。

逆に、トータルバランスの大切さを実感する。

初めはみんなお約束のように一番でかいピストン入れて、目一杯圧縮比を上げて、海外製の肉盛バカリフトカムを入れる。

で、大概、セッティングを出しきれない。
壊す。
ボア90ミリ超えた半球型燃焼室エンジンで圧縮比を12近辺まで持っていくと、いかにデトネーション出さずに回すのが難しいか、実感する。

回す人間はことごとく壊す。

ここまでハイコンプになると、ポンピングロスも相当な物。

抱えるリスクの割に、速くない事に気付く。

で、2度目組むエンジンはかなりおとなし目に組む。

結果、同じ車体に積んでもミニサーキットなんかでのタイムが飛躍的に縮んだりするから面白い。