クランク

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クランク、当然だけど新品がない。

 

リビルトすれば・・・と言われるけど、ベアリングは新品に交換できても、クランクピンやコンロッド自体は純正新品は手に入らないし、完全なリビルトと言うのは事実上できない。

 

最も、Ｚ／Ｊ共にＪポリスクランク以外は欠品なのでＺ１／ＫＺ１０００Ａ，ＭＫ２、Ｚ１１００Ｒ系は中古をどうにかする以外に方法はない。

 

もちろん、リビルトに意味がないって訳じゃなくて、位相角の修正等はきっちりしておきたい。

 

よく、センター振れの数値ばかりを重要視する人がいるけど、実際に測って組んでみるとわかるけど、ケース本締めした状態でメーカー限度値の振れを少々超えたクランクでも、多少飛ばして乗る程度では何の問題も起きないし異常を感じ取ることは大概の人にはできない。

 

あと、いくらクランク数値重要視しても、特にＪ系はクランクケース側が歪んだりゆるんでるケースが多いので、あくまで規定トルクで組み込んだ時点での数値を見たほうがいいと個人的には思う。

 

けど、事実上というか、実際問題として程度のいい中古品にあたるまで延々部品を買い続ける、なんてのは無理なわけだし、中古クランク２０本買ったところで完璧なものにあたるという保証なんてない。

 

そもそも並列４気筒の組み立て式クランクの限界が見えたから、現代では無くなってしまった構造。

 

そこらを考えると、ある程度の妥協はしないとこの先乗っていくことってできないと思うし。

 

機械なんだから、乗れば必ず寿命は来る。

 

オーナーさんのこだわりたい気持ちはよくわかるけど、ある程度のとこで妥協して早いとこケース閉じたいってのも組み手の気持ちだったり。

 

で・・・

 

 

 

ポリス新品クランク買ったら、許容値超えてフレてました………。

 

これで２度目だぞ。

 

逆に言うと、これくらいの生産管理されているのが現実なら、新車時からこのくらいの管理で組まれているってのが真実なのかもしれない。。。。。