1200cc 12:1のツケ
ずっと前に組んだ知人のJ、エンジンはZ1100R。
朝、走って帰りの道中、ジェネレーターから異音がするとの連絡。
引き取り回収、持って帰ってみるとスターターから周りでエンジン始動不能。
ああ、左エンドのボルト緩んだか、そう思って開けてみたら・・・
あらら・・・
ワンウェイのボルト全折れ。
ここのところバッテリーが弱り気味で、始動にてこずってエンジンがくしゃみばかりしていたとの事。
始動時に「パスン、カキーン」って言う、あれです。
エンジンが76mmピストンの12:1ハイコンプ仕様、いくらセルモーター新品でも電源が弱っていてはクランク回しきりません。
SR400で下手糞がゆっくりキックしたらケッチン食らってすねを強打するのと同じです。
上死点前に点火するわけだから、クランキングの勢いが足りないと、結果的に燃焼したガスはピストン押し戻してクランクを逆に回そうとしてしまいます。
で、スターターワンウェイがその衝撃を受けてしまう、と。
1100Rの部品はもう欠品だったと思うので、1000系の部品加工して修理ですね。
バッテリー新品にすれば大丈夫だと思うけど、もう少し圧縮比下げたほうがいいかも。
それかもう少しカムの作用角上げるかオーバーラップ大きく取るか。