フォーク

たまに、ZやJの純正36~38mmのフォークに対して「適度なしなり云々」と言うのを耳にしたり目にしたりする。
 
フォークにしなり?
仮にインナーチューブがウネウネしなったら、アウターチューブとの摩擦抵抗が尋常じゃない事になりませんか?
インナーチューブは剛性が高いに越した事はない。
それはオートバイのフォークの大径化が進んだ歴史から見ても明らか。
 
しなり・・・単にアウターチューブ内面が磨耗してぐらついてるるだけじゃないですか?
 
或いはしなっているのはステムの方では?
現代の倒立フォーク採用モデルのレーサーなんかは、トップブリッジの肉抜きで剛性を調整しているようですが。
 
フォークアウターって、内径測ると結構減っている場合が多いです。
インナーチューブの表面状態やメタルの減りを気にする人は多いけど、アウターチューブが減ってる事を忘れてる人も多い。
曲がったインナーチューブを誤魔化して組まれている車両も内部の傷みが激しい。
 
フォークボトムケースをバイス台にクランプして、スプリングを抜いた状態でインナーチューブを目いっぱいボトムさせて揺さぶってみるとよくわかる。
インナーチューブがコトコト音を立てて遊んでいるなんてのは特にJだと珍しくない。
 
そんなフォークに向けて一生懸命バネレートがどうだとかプリロードがどうだとかやってもね・・・
 
もう、天寿を全うした部品には手の尽くしようが無い。
 
36mm、38mmともに社外品の新品が10万ちょっとで買えるんだから、買わない手は無い。
 
自分の2号はポリス新品フォークベースですが。