コントロールユニットについて

使用したのはこちらです
 
 
信じられないかもしれませんが、バキュームセンサーとクランクエンドの7突起のシグナルローターだけで駆動しています。
スロポジセンサー等は使っていません。
 
こんなので動くのかよ?
せいぜい小排気量の単気筒くらいじゃない?、と
周囲のフルコン経験者さん達は皆否定的でした。
 
ただ、自分の思いは逆でした。
多機能な物は性能は良いのかもしれませんが、それはあくまでも本体の性能。
初心者の自分には返って敷居が高すぎます。
 
また、高性能な物には圧力、温度、空燃比などなど補正機能が多数ありますが、自分はその類は不要でした。
というか、補正ってあくまでもまともなマップ(プログラム)があることが大前提で、補正は補正に過ぎません。
この手のエキスパートさんなら高価なフルコンも使いこなせるのかもしれませんが、まずは補正無しでまともに走らせられてからの話です、不満が出るまでのレベルにまずは自分が達してから次を考えればいい。
 
そういう意味で、SP-TDCはまさに自分の思い通りのユニットでした。
 
結果から言って、装着3日目でキャブ時代と遜色ない位にまともに走って遠出も出来ています。
これって、自分でも予想外の結果。
 
ユニットには当初何のマップも入っていません、ゼロから自分で作るのですが大まかな手法は付属の取り説で勘のいい方ならすぐに始動まで持っていけます。
そこからはただエンジン負荷(バキューム)、回転数、インジェクターの噴射時間をイメージして数値を打ち込むだけです。
手元のボリュームコントローラーで燃料噴射時間の変更や、作ったマップのスライドが出来るので走行しながら違和感を感じたらそこでボリュームをグルグル回して濃いか薄いかを判断できます、おかげでセッティングが乗れば乗るだけいい方向に行きます。
キャブで言うなら、走行しながらニードルやジェットの変更ができる、そうイメージしてください。
こんな面白い事はありません、走行しながらジェットが換えられたらな・・・
と、昔から思っていたことが簡単にできます。
といっても、これもコツをつかむのに少々戸惑いましたが・・・
キャブセッティングが自分で出来る方ならどうにかなると思います。
逆に、キャブセッティングの出来ない人には難しいかも。
 
もし、キャブ車のインジェクション化をやってみたい人がいたらSP-TDCはお勧め出来ます、シンプルな構成ですが自分にはまだまだ完全オーバークオリティです、そして日本製ならでは、サポートもスピーディーで的確です。
おまけに書き換え自在なイグナイターユニットも込みですからね・・・
 
引き続き細部を詰めていきます・・・