SP-TDC課題

色々いじくってたらわけわからなくなったので、昨年夏にセッティング始めた時のほぼ2Dの単純マップに戻した。

イメージ 1


こんなのでも普通に乗れます。
この状態でA/F値は概ね全域で12.5~13位。
課題は、レスポンスを優先するとパーシャル域でどうしても濃くなる。
この傾向は基本的にどんなマップを描いても消えないようです。
この辺りはバキューム制御の弱点というか、加速ポンプ付きのキャブから乗り換えると、唯一、物足りない部分です。
もちろん、CRキャブやZ1100GP/GPz1100のSTDに比べればレスポンスは良いですが、自分がTMRの加速ポンプ付ばかり乗ってきたので、もうちょっとどうにかならないものかと苦戦しています。
おそらくはZ/J系エンジンにTMRを付けたことが無い人であれば満足してしまうんでしょうけど…

システム的にはスロットルセンサーを併用してスロットルスピードに対しての増量補正が必要になるのかな…と。
どうせ流用スロットルボディーだからスロットルセンサーも付いているし。

後は冷間時の始動性。
当初、装着したのが真夏だったので気にならなかったのですが、冬場の始動の際はチョーク機能が無いため、手元のコントローラーで増量してエンジンをかけるのですが、逆に言うとコントローラーが無いとチョーク機能は無い。
サーキット走行時にはできればコントローラーは外したいし、豪雨時にもコントローラーは外したい。
チョーク機能無しでもかからなくはありませんが、エンストが多いのでセルモーター、バッテリーへの負担を考えると辛い。

SP-TDC新型のV140ではこのコントローラーが廃止とはりBluetoothタブレットでの操作となったようですが、これも冷間時の始動の度にタブレットを起動させるとなると、若干不安を感じます。

やはりせめてヘッド温度センサーによる補正は必要では無いのかな、と。
タブレット忘れたから、タブレットのバッテリー切れたからチョーク効かないよ…なんてのは悲しいし。

この辺りが解消されれば全ての意味でTMRを超えた、と断言出来るのですが…

ただ、その点を考慮してもセッティングの自由度の高さはキャブの比ではなく、装着の価値はあったと思います。

紙ヒコーキ。さんも新型の出荷で今は忙しそうなので、追い追いこの辺りは相談してみようかな、と。