一品物

しかし時代は変わったな…

20年前はワンオフ部品と言えば高嶺の花。

バイク屋経由してなんやらかんやら経由するうちに、手数料嵩んで…
待たされて待たされて、忘れた頃にビックリ価格の請求書と共にやってくる、みたいな…

一部の人の限られた世界だった。

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時代は流れて生産者が直接ユーザーと取引する時代に。

新幹線やクルマでの移動中や、寝る前にベッドの上でノートPCで図面を描いて生産者へメール送信。

2~3週間後にはこうしてカタチになって届く。

画像のはジュラルミンで厚みも30mm程あり直径も250mmとそこそこある部品を製作後、ハードアルマイト仕上げ。

ハメ合いの精度保証まで付いて、画像の物一式で一桁万円…

材料費も結構するはずだし、本当にそんなので儲け出るの?って思うけど、腕のいい職人さんってのは仕事の段取りもいいからこの程度なら片手間で済ませちゃうみたいですね。

自分は元々フライス盤や旋盤を仕事で使っていたし、モノを作るのは好きですが、趣味では流石にそこまでの設備投資も出来ないし、小型の工作機械を無理して使っても精度が出ない、中途半端な大きさの工作機械は意外に使い物にならない、中古の工作機械を校正、メンテナンスした際のコストの高さも過去に十分思い知ったので、今後も加工物、一品物の外注の方針は変わりません。

気を付けたいのはこういう業者さんを、嬉しそうにブログやFacebookで紹介したりしない事。
注文殺到して仕事が遅くなる、荒くなる、納期遅れる、最悪なのはわけのわからん依頼や質問多数で個人依頼を受け付けてくれなくなる…
そんなパターンが過去に何件かあります。

今はフリーソフトでもかなり使えるCADソフトがあります、イメージした物がカタチになるって、中々楽しいですよ。