1/1000

職場異動となり、今の部署は工作機械関係。

例えば製品に求められる精度が1/100mmなら、それを加工する機器に求められるのは1/1000mm(1ミクロン)。
じゃあ、1/1000精度ををどうやって確保するのかと言えば結局人間の五感。

工作機械に補正だとかなんだとかあったって、結局はオペレーターの勘と経験に依存する部分も多くて。

外的要因、熱や振動も含めてトータルで管理して初めて精密部品は作られる。




それ考えるとZのエンジンって……

精密部品とは呼び難い。

結局、一定以上のスキルがある人間が組むと仮定すると、部品選びの時点で9割方仕上がり具合は決まってくる。

微妙に振れたクランクシャフトをケースで締め上げて、ニードルベアリングのガタ分で逃して回ってるのが大概のZエンジン。
元々そういうエンジンなんだからそれはそれで良いんだけど。

ある意味、面白くはない…かな。