インジェクション化3

しばらくすっ飛ばしてた記事の続き

インジェクション化で最大の関心事は、スロットルボディは何を選択するか?

スロットルボディのピッチが完全同一と言うものは探す限り見つからなかった

なんだかんだでとにかく早く形にしたかった自分は2代目のzx10rを使用

けど、結果論からいうとやや大径過ぎた

不具合があるわけではないのだけど、スロットル開度90%くらいから上でシャシダイ上でグラフが伸びなくなる

全開でも、90%でもパワーが大差ないってのは、多分もういくら吸入ボアを広げてもそもそもエンジンがそれ以上吸えてないって事なのかと

まあ、180ps近いパワーを出すエンジン用のスロットルボディならオーバーボアは否定できない

Jでポートを極端にいじらないなら、バタフライバルブのスロットルボディでボアは41くらいが活かせる限界なのかも

実績から見ると、Z1000系前期の38mmあたりが一番相性も良いしノーマル1000~弄った1166ccエンジンで数値的にも良い結果が出ているのは、割りと答えに近いって事なのか

海外製のレース用スロットルボディでZ/Jピッチの物を開発されていたショップさんもありましたが、コレが物的になかなかの曲者で、トータルバランスとコストを考えると市販化は直ぐにはちょっと厳しいかもとの話だし、実質的に今、使い回ししやすいのはZ1000前期あたりで結論になりそう
後期になるとまた別物になるのですが、そちらはデータ無し

あとはFJR用なども候補に入れてはいましたが、ちょっと手間がかかるので自分は見送り

Z系のヘッドならスロットルボディはバタフライ式のボア36mmスロットルボディでも充分に速いのが作れます

何のスロットルボディが良いか聞かれることも多いのですが、今の所で現実考えるとZ1000前期スロットルボディに多孔化された後期インジェクターがベストなのかな…と