組み手の技量

たまに振り返ること。

昔やってたことを思い出して、、、
無知だったが故にエンジンを壊してしまったり、思うような出力特性とは程遠い出来になってしまったり、
渾身の力を注いで組んだエンジンが、全然パワーが出ていなくて恥をかいたり。

けど今になって、不調を探るときに、その経験が意外と役に立つ。

バルブタイミグが遅れているとこういう症状出やすいよな、とか。
メインジェットを馬鹿みたいに大きくしてやらないと空燃比がどうにもならないエンジンとか。

あくまで持論だけど、エンジン組むのにゴッドハンドなんて無いと自分は思っています。
要はどれだけ自分の中のデータを整理して数値化して、それを正確に計測して組付けて、再現できるかどうか?だけでは、と。

そんなの当たり前だろ?と言われるけど、意外とその当たり前をすべて実行するのが難しい。

けど、難しいっていう足枷を作っているのは、無茶な予算だったり、無理やりダメな部品を使い回すしかなかったりっていう現実で、組み手には解決できない問題という場合が多い。

そういう所を見極めて、断る勇気を持つのもまた技量のうちなのかと思ったり。。。