車検

もう2年経ちました。

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今回はマフラーもKERKERのままで。

今回は過去20年くらいを遡って考えても1番厳しい検査を受けた気がします。

施錠装置、ブレーキホースの取り回し、劣化、ホース被覆の亀裂、剥がれ。
市販のブレーキホースの表面コーティングに少しでも傷があれば、ブレーキホース破損とみなし交換しない限り不合格です、と。
回転部や可動部に近すぎるブレーキホースの取り回しもNG。

CP3125にありがちなリザーブタンク周りの滲みは故障とみなされ当然ダメです。

スイッチ関係の表示もギリギリ読めるか微妙なくらいに薄れているのは全てダメ、と。

確かにルール通りですが、今まではなんとなくこの程度なら見逃されて当然、と甘い考えでやってきて、いざ正式にやられてみると結構動揺してしまいます。

同じくユーザー車検に来ていた他の方も指摘されまくって当日の対策は不能、あえなく後日出直しになっていました。

自分は工具は一式積んで来ていたし、近場のホームセンターや二輪用品店に行ってアレコレやってなんとか3R時間内に合格しましたが、自走で来ていたら確実に不合格で後日出直しのパターンでした。

知り合いのバイク屋さんと検査終わって話をしましたが、最近特に厳しいようで、
ユーザー車検に持ち込んだものの手に負えず、諦めてそのままバイク屋さんに車検依頼して置いて帰る人も増えたとか。

でもこれっていい流れかもしれません。
やっぱり車検って、本当の素人さんが簡単に通せるようじゃ意味がないような気がします。
(車検制度やその検査内容に意味があるかは別問題として)

自分に出来ないことだからお金を払ってプロに依頼する。
他の業界じゃ、当たり前の事が何故か整備業界では【工賃を払う】、でなく【工賃を取られる】と言う人が結構多い。
自分がバイク屋だった時代にすごく違和感のある表現でした。

自分が出来ない事をやってもらうんだからお金を払うのは当然の事なのに、
出来ないのに【取られる】って表現。

高年式のノーマル車両であればユーザー車検でも当たり前の整備で通せるとは思うけど、
個人売買で買って来た素性の知れない改造車とか旧車は実際問題、今日みたいな検査を受けたら検査を自走持ち込み、当日日帰りで通すのはかなり厳しいと思います。

今は中古並行車両でも輸入新規登録の時の撮影画像がオンラインで確認出来るようなので、昔ながらの「この形で新規登録した!」なんて出まかせも通用しないし。

他県ではどうだかわかりませんが、何か少し風向きが変わって来ているのを感じた1日でした。


実際、自分みたいな改造車は知り合いの指定工場なんかに持ち込んだ方が色々楽なのはわかっていますが(そうであってはならないのだけど)
あえて陸事でずっと受け続けるのが自分の中のルールで。
原型留めてない改造車両で、正攻法で検査を通すゲームというか。

2年後は再検査なしの完璧な状態で持ち込みます。