ミドルZ

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15年前に抹消登録されたZ400FXにナンバーが付きました。
エンジンは、ミッション、クランク、クランクケースは腐食とさびが酷かったのでZ400GPより移植。
あえてポイント点火を残してキャブもノーマル。
意外なくらいにエンジンノイズは静か、始動性も良好でアイドリングもピタリ安定。
KERKERメガホンもイイ音してます。
早速試乗。
クゥオ~ンとイイ音で加速します、気持ちイイ。
しかし気持ちとは裏腹に速度計はゆっくりゆっくり上昇。
・・・遅い。想像以上の遅さです。
6速ではなんだかもう押していく勢いが無くなって160km/hが限界ってとこでしょうか。
けど、実際このフレームとサスペンション、ブレーキだとこれくらいがいいのかも。
6速全開でもヨレたりする恐怖感は皆無だし。
しかしこれはこれでいい雰囲気出してます。
速さを気負わずに乗れて、街乗りだと比較的軽装で気持ちよく乗れるし、Z系とは全く異なる19インチ&トレーリングフォークの乗り味も絶妙。
まるで自分の真下で大きなフロントタイヤを操舵しているような感覚は近代のバイクでは感じられない独特なハンドリング。
サスの性能は語るまでもないけど、たいして速度も出ないしシートの座り心地が快適なので、乗ってて疲れないし。
気に入りました。

変わって今度はGPz400F改630ccハイコンプ+FCR33。
以前私が乗っていたゼファーレーサーよりエンジンをO/Hして移植した車両です。
キャブセッティングを依頼されたのですがコイツはバケモノ。
キャブが曖昧な状態でも後軸出力は70psを余裕でオーバー。
上の400FXが実測28psちょいです。
車重はGPzの方が圧倒に軽いので乗ってみても凄い差。
しかもどんな速度域からでもとにかく曲がる、止まる。
リアに550-17なんて無駄に太いホイール履いているのですが、微塵もダルさは感じません。
コイツはサーキットや峠だと確実に自分のJより速いです。

しかし同じ系列のエンジンでここまで変わるとは・・・