相談NO.1

Z、J系などの旧いバイクで最も多く相談されるのが

「高速域でフラれる」


酷い人になると、フレーム計測しても問題無いのに130~140km/hからバイクが暴れ始めてもう手がつけられない、というケースも。

そもそも、キャスター角が付いていてタイヤが二つあり、ジャイロ効果で立って走る乗り物です。

普通に考えればフラれるはずなんかない。


原因NO,1は意外にもタイヤ。

特にツーリングタイプのタイヤはフロントの溝が多いため偏磨耗します。

斜め横から見てウロコ状に見えたらそれはもう残り溝深さに関係なく寿命です。

酷く出やすいのはミシュランマカダム系、90X、100X、50系

あとはBSのBT45V

DLのD205もエア圧に気を使っていないとすぐに変な減り方をします。

意外かもしれませんが、レース用のハイグリップモデルの方がこの傾向は出難いです。(DLのD-GP系モデル除く)

溝面積が少ないため、タイヤが比較的均等に減るんでしょうね。

それと、信じられないのですが美観を損ねるということでウエイトバランスを付けない、取ってしまう人もいるようですがこちらは論外です。


原因NO.2はスイングアーム。

前にも書きましたが、社外なら絶対良いというものではありません。

特にアルミというのは元々、鉄よりも強度が無い素材です。

安易に流用や、B級社外品を選択すると、ノーマル以下という事も十分有り得ます。

ピボット構造も「理に適ったもの」を選びましょう。

400用を流用したり、軽さを極限まで競ったモデルからの流用は明確な根拠がない限り避けるべきです。

驚くほどフニャフニャで柔らかいですよ。

特にGSXR初期油冷モデル・・・


大体この2つが8割を占めています、振られる理由。