一先ず、20kmほど乗ってみた

ようやく晴天、時間が1時間取れたので1000J組み上げ後、初めて乗ってみた。

TMR40はMIKUNIのデフォルト状態。

とりあえず、調子悪いながらも一発始動。

ASを#5落としアイドリングは安定、乗ってみた。

・・・普通。

当たり前だけど、何事も無かったように普通にすいすい走る。

ただ、明らかに前とは全てが異なる。

パワー/パンチ共に減少したのは予想通りだし、設定圧縮比からも当然。

サスも車体も全く同じなのに、他人のバイクに乗っているみたい。

振動が少ない。

バックトルク(エンブレ)が弱い。

排気音が小さくなった。

とにかく普通。

ノーマルのJ/Rよりは勿論速いしトルク感もあるのは150ccのアドバンテージが有るから当然。

J系ビッグボアローコンプの1100GPとはまた異なるフィーリング、

1100GPをイメージで例えるなら

「デュルデロデュルズビビビビィ~」なんだけど、

今回組んだのは

「ショワショワシュワ~ン~ワ~~ン」

まあ、これで何か理解できた人がいるはずは無いけど、自分の中ではそういう感じがした。

オーバーラップを多めに取っているからかどうかは不明だけど、軽く回って、車体が「ス、ス、ス~」と前に出て行く感じがする。

まあ、ひとまずエンジンの調子は良いみたいだし、エンジンはとにかく静か。

これからキャブと点火時期を煮詰めてこの夏を楽しもうと思う。

ただ、もう現在の17T/41Tのギア比で押していくパワーは無いだろうから、リアスプロケは2T増しにする予定。

結局、今回の仕様を簡単に書くと

クランク:Z1100Rリビルト
クランクケース:GPz1100
シリンダ:Z1100R
ピストン:ART製74.5mm(1150cc)
圧縮比:8.8:1(実測値)
ヘッド:Z1000P(P18)ノーマルをINのみシートリング入れ替え+ポート拡大
バルブ: IN:39mm(カワサキ純正流用2mmO/S)  EX:ノーマル
カムシャフト:Z1100R(クリアランスIN/EX共に基準0.19±0.02)
バルブスプリング: GPz1100
バルブタイミング: IN:LC106°  EX:LC110°(実測)
ミッション:Z1100A+Z1000P+Z1100R+カワサキ純正バックトルクリミッター組込
他消耗部品類全て交換
プラグ:BR9ES
プラグコード:DYNA 7mm カーボンコア
IGコイル及びイグナイタ:ASウオタニ
マフラー:テックサーフ製ワンオフエキパイ+自作テールパイプ+ワンオフチタンサイレンサー
キャブレタ・ミクニTMR40

とまあ、エンジン本体は全て純正部品流用で組んだ純正O/H仕様です。
何も気負わず、普通に乗れるでしょう。