カム暫定決定

バカエンジンのパート1は、ひとまず仕様が暫定で決定した。

腰下は1100Rクランク改、
1100シャフト用ミッション+ポリスミッション+バックトルクリミッター
基本、特殊加工なし。
オイルポンプはあえてリリーフバルブ無しのP用で行く。
これはオイルラインに小細工するから。
オイルクーラーに送るオイル量を今までの半分位に規制しようと思う。
半分はそのままクーラーを介さず直接ケース、シリンダ、ヘッドへと送らせる。
その為、場合によってはオイルラインは#6を使うつもり。

Z1系のオイルクーラーキットみたいに100%をクーラーコアに送るのは、冬場は凄いロスというか抵抗になっていると思う。
くそ狭い通路をクネクネ曲がりながらオイルを通すサーモスタットなんて論外。
あれだけネバいオイルを機械式ポンプで送ってるんだから、わざわざ抵抗与えてパワーダウンさせてるのと同じ。
クランクシャフトに間接的にブレーキかけてるのと同じことだから。

ピストンは前回書いたMTC改、1135cc、圧縮比は概ね12.5:1で組む。
現在組んで載せているローコンプの8.8:1とは対極的。

ヘッドは久々に1100R/GPzを使う。

カムは悩んだ挙句、吸気側にカムモーションのZ9(460リフト)、排気側にWEB-K435を使う。

イメージ 1


画像を見て??と思う人も居るでしょう。

吸気側にタコギアが付いていて、排気側にタコギアが無い。

それぞれメーカーの排気用を吸気用に、吸気用を排気側に組みます。
別に間違って組んでいるわけではありません・・・

ロブセンターはひとまず108位から様子見かなと。

吸気側はカムのベースサイクルが約2.8mm小さくなる都合上、バルブセット長を1.4mmロングに変更する必要があるので流用でビッグバルブ化を兼ねて39mmのバルブをSTD比1.4mm伸ばしたものに変更。

排気側はノーマルバルブを0.3mm沈めてセット長のつじつまを合わせます。

バルブスプリングは悩みに悩みましたが、やはりドラッグ用はこれまで何度も折っているので使いたくない。
1100R用をプリロード変更で線間密着に注意しつつ組んでみる予定。
サージングが怖いのだけど、このピストンならレッドは10000~10500rpmに収まるだろうと予測。
K435でこれまでノートラブルだったんだから、リフトが0.62mm増えたK460でも行けるんじゃないのかと言う安易な考え。
ダメだったらスプリングを社外品に変えるしかないし、
まあ、もし折れるのが怖ければ悪あがき的にスプリングにWPC処理とかしてみるかもしれないけど、ここらはもう悩むより組んで回してみる方が答えが出るのかな、と。

バルブクリアランスは0.17~0.22に収めるつもり。

当たり前だけどリフター、リテーナは全て純正流用。
社外品は使いません。
リフターは穴加工とWPC+αのみやるけど。

一先ずこれでぼちぼち組み始めよう。