KZ1000A1

洗浄完了。
 
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相変わらず凄い洗浄力だ、メタルクリーン。
 
見た所、一度修正面研してある。
 
心配していたプラグホールからシートリングへのクラックや欠けはなさそう。
 
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まあ、クラックなんてTIGで綺麗に修理できるからいいんだけど。
 
よくここにクラック入ってて絶望的になってる人が居るけど、たいしたことではない。
 
要は圧縮が漏れさえしなければいいだけ。
 
いくら綺麗なクラック無しの中古探したって、それが今後クラックが生じない、なんて保証は何もない。
 
一度修理したものがもう一度割れた、なんてことも今まで無いし。
 
ただ、掘り込んで溶接するので必ず修理後のバルブアタリ面のチェックは必要。
或いはバルブ周りの作業の前に溶接を済ませておく必要がある。
 
そもそもなんであそこにクラックが出易いのか考えると、多分、鋳込んであるシートリングとヘッドの熱膨張率の差からだと思う。
 
まあ、持病と割り切ってしまうしか・・・・
 
 
今回はバルブは純正新品へと交換する。
当然だけどこれまで何万回ヘッドに叩きつけられているか分からない部品をあえて研磨して再利用するのはリスクが高すぎる。
特に排気側、これまで何度排気バルブが欠けた車両を見た事か・・・
 
J流用のビッグバルブ化は考えていない。
 
経験上だけど、バルブ径を上げる事よりも、J流用でバルブフェイス位置が沈んでしまう事の方がフィーリングの悪化に繋がり易い。
大幅な排気量アップで無い限り、バルブ径やシートリングを闇雲にいじるのはあまり対費用効果が得られない。
 
勿論、超ハイコンプやボアが74mmを超えてくるような仕様だとあれこれやりたい事は出てくる。
 
もっとも、自分はそこまでやるならJヘッドを考えてしまうので邪道派だけど。
 
で、明日はガイド周りの測定と点検。
 
規定値内であることを祈るしかない、ガイド打ち換えはあまり好きではないので。