サーキットへ向けて

多分、今月の走行会が今年最後のサーキットランになりそう。
 
よく、なぜわざわざ旧いポンコツをサーキットへ持ち込むの?と聞かれます。
 
600クラスの型落ちレプリカ持ち込むほうがよほど経済的でタイムも出せる、なんて分かりきってます。
 
一応自分も元業界人なので、07年までの600/1000のスーパースポーツはサーキットでの試乗等も経験しました。
 
なので上を知らないでただ無謀に走ってるわけではありません。
 
自分が走るのは走行会であって、レースではありません。
 
あくまでも自分が作ったバイクとはいえ、オーバー1000ccの車両です、公道で全開にすることは事実上不可能。
 
単に全開にするために持ち込んでいます。
 
峠しか走った事のない人には「俺だって峠じゃ全開だ」って言われるかもしれないけど、
 
所詮公道は公道、全然違うんです。
 
ラップタイマーつけて走ると分かるけど、峠レベルの「膝擦りゃ速い」なんて端に自分の自己満足だと気付かされます。
 
ただラインを膝擦る為に選んでたり、いつまでもアホみたいにバイク寝かしてて立ち上がりで延々開けられなかったり。
 
バイクにも公道で起きない挙動が出たりする。
 
ブレーキのフェードだったり、夏場にはタイヤの熱ダレだったり、公道では想定していなかったことが起こる。
 
エンジンもそう、20分間全開で回しきれて、且つパワーもあって、壊れない仕様というのがいかに簡単そうで難しいかを実感する。
 
誤魔化しが効かないからこそ、真面目に部品チョイスして車体組んでいかないと通用しないからサーキットが面白い。