寸止め

バイクや車いじってると、サジ加減の感覚が狂ってくることがある。
 
最近は減ったけど、Zみたいな旧いバイクにちょっとワイドタイヤを・・・
 
と考えているうちに、いつの間にかホイールサイズが450から550へ、
でもどうせやるなら600も、いや、625のほうがインパクトあるか!
 
エンジンもどうせやるならレース用パーツてんこ盛りで・・・
 
結果、手間と費用が莫大かかった割りに、見た目も乗り味も・・・
なんか微妙・・・
 
車もそう。
軽いローダウンにインチアップホイールのつもりが、どうせやるならとかそそのかされて、低すぎてどこにもいけない、ホイールでかすぎてハンドル切れない、タイヤ引っ張りすぎて飛ばすのも遠出も怖い・・・
挙句車検にも通らずヤミ車検してくれるところを探し回る・・・
 
あるいは度が過ぎたリフトアップに馬鹿でかいタイヤ履かせて、結局どこに行っても駐車場に入れず結局セカンドカーばかり乗ってたり。
 
売却しようにも特殊すぎて換金できない。
 
残ったのは空っぽの通帳と月々のローンだけ・・・。
 
若気の至りなら笑えますが、結構いい年してこのパターンにはまる人が最近多い。
 
乗り物って、やっぱり最低限の快適さと実用性がないと維持できない。
もちろん自分の金で好きなようにやるのは個人の自由だけど、ある程度年を重ねてくると
「寸止めのかっこよさ」
みたいのがようやくわかってきた・・・様な気がうっすら・・・なんとなく・・・する。
 
やってるけど、それを見せ付けない。
やってるけど、性能は少なくともノーマル以上。
 
単に派手にするより費用も手間もかかるけど、そういうのに惹かれる今日この頃。