一長一短

前使ってたセトラブ。

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よく、オイルの通路どうなってんの?

って聞かれました。

これ、画像左のタンク内部に仕切りがあって、オイルがコアの中をUターンする仕組みです。

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冷えるかどうかって言うと、これ、普通のより冷えます。

ただ、これがあまりオートバイで一般的に用いられない理由はメーカー発表データによると、通常の同サイズコアよりも圧損が僅かですが大きい。
即、実用に支障が出るほどではありませんが。

どちらかと言うとオートバイほどは回転数の上がらないエンジンや圧力の影響あまり受けない箇所、レースカーのデフオイルの冷却なんかに使われていたりします。
あとは市販車だとRX7(FC3S)などはエンジンオイル冷却にこの方式を使っていたと思います。

ただZやカタナのような組み立て式クランク使った低油圧エンジンだと、コアに対して上から下に流してやると意外と圧損とか気にならないレベルで使えたりもします。
元々油圧ほぼゼロみたいなエンジンなので、ちょっと普通のエンジンとは考え方が違う。


まあ、夏場の渋滞にはまってしまえば、何をどうやって付けようが結果は同じですが…