燃焼室

使っていたヘッドです。

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見慣れたヒトなら、

「オイオイ、INのシートリングがヘッド面までハミ出してるぞ」

って突っ込むでしょう。

INバルブはJより2mm大きい39mmに拡大、シートリングも作り変え、

且つ、シート座面位置をSTDより1mmピストンに近づけてセットするように加工されています。

圧縮も稼げるし・・・(稼ぎすぎ?)

なのでバルブは純正より1mm長いです。


教科書通りに言うと理想のリフト量はバルブの傘径÷4で、この場合9.75mmリフトが理想ということになるけど、実際、レースに使うようなエンジンはその10~15%増しが良いと言われているらしい。
完全にレーシングエンジンだと、リフト量が傘径÷3とかもアリらしいですが。

さらに教科書通りの説明を鵜呑みにするなら、EXバルブの径は1Nバルブの80%がベスト、

この場合なら39×0.8=31.2mm

現状はベスト、とも言える

・・・教科書通りなら、のハナシだけど。



ここらも含めて、ノーマルとの違いを考えながらもう少し考え直す必要もありそう。



で、せめてもの今回の収穫といえば、壊れていなかったその他の部分のコンディション。

ピストンスカートなども含めて、オイルの選択が良かったのでしょう、きっと。

溶けるほど加熱されたピストンですが、スカート部には焼け、キズ、一切無し。

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オイルはHBRさんのイイやつです。

別に回し者じゃないけど、今までで一番状態が良いかも。


よく、「Zなんてさ、オイル入ってりゃ壊れないよ」

なんていう人、一部のバイク屋がいますが、それはあくまでも

ただ動く、

それだけです。

色々エンジンばらしてるとわかるけど、安物オイルって本当にエンジン寿命縮めますよ。