間違い率50%

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J系のエンジンあけてると、まあ、この年式ですから大概は過去に何度か誰かの手によってあけられているわけです。
マニュアル通りに普通に作業してあれば問題ないのですが、意外とどこかが間違ってたり、余計なお世話のせいで手間がかかったりと泣かされます。

中でも最も間違いが多いのがココ。

トランスミッション、2速ギアが入る部分のブッシュ。
ここ、シャフト内を通ったオイルがこの穴を通じで2速ギア潤滑の為に流れています。
要するにシャフトの穴とブッシュの穴が合致していないといけない。
なのに、ここを間違ってズラしてるケースが非常に多いです。
スプライン切ってあるから走行中にずれたなんてことは絶対に無くて、明らかな人為的ミスです。

今回開けたエンジンも例に漏れず組み間違っていました。
おかげでブッシュも黒焦げ、ギアのクリアランスもガタガタです。
組むときによく眺めればすぐに気付くはずなんですけどね。
あれ、この穴、何だっけ?って。

ほかにも間違いが多いのがクランクケース上下の締結ボルトに共締めされてるアレ。
本来は下側に2箇所、上側に2箇所ほど配線のためのクランプがあるはずなんですが、付いていないのがほとんど。
有るべき物は必要だから付いてるんです、バラしたんならせめて元通り組みましょう・・・